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クルマを「所有する」から「使用する」が増えています!残価設定ローン・残クレ契約 事故で修理した時の下取りの価値はどーなる?

信濃毎日新聞は2021年3月2日だったと思いますが、『残価設定ローン、もらい事故で失った下取りの価値』という記事が載っていました。下記愛媛新聞on line記事と同内容だったと思います。

数年前より車両販売店の前に「月々1万円で乗れます」というのぼり旗を見かけるようになりました。新車価格(中古車もあります)から数年後の下取り価格を引いた残りの額を支払うタイプのローンです。

メリットは、車を購入するより月々の支払額が安く抑えられる、下取り価格が保証されているなどですが、デメリットは事故などで車を修理した場合など、返却する際のクルマのコンディションにより査定額が下がってしまうことがあります。それがこの記事の内容ですね。

わたしたち自動車保険を取り扱う代理店としては、車両保険をしっかりつけていただくことをおすすめします。が、この記事にように相手がすべて悪い事故でも自分の車両保険を請求しなければならない場合が起こりうること、保険請求した場合翌年以降の保険料アップがあるので悩ましいところです。

台風19号で水害に遭った時にも同様のケースを記憶しています。交通事故や自然災害など、万一の場合も想定に入れておかなければなりません。

 

愛媛新聞on line(2021年3月4日)記事抜粋より

https://www.ehime-np.co.jp/article/news202102070029
【事故の概要】

福岡市在住の会社員の男性は昨年6月、福岡市内で軽乗用車を信号停車中、後方の乗用車から追突された。「車に雷が落ちたような衝撃だった」と振り返る。

スライドドアなど後部が破損した。購入時の新車価格は約260万円。5年後に70万円前後を残価とする残価設定型のローンを選んだ。この時点では正式に下取りに出すかどうかは決めていなかった。

約130万円を頭金で支払い、60万円相当をローンで払っている最中。停車中だったことから、事故は「10対0」で相手方の責任となった。

相手方の保険会社が提示したのは修理費用の約110万円。残価分が保険金に考慮されることはなかった。一方、男性が自動車販売会社に問い合わせたところ、残価が保証されるのは「無事故車」のみ。残価は失われ、このまま乗り続けた先に、男性はローンと失った残価分を全て支払うしか選択肢はなくなった。

修理しても故障しやすくなっている不安もあり、男性は修理を諦めた。自分の加入保険を使い、同じような残価クレジットで別の車を購入。保険金の一部を、事故に遭った車のローン残金の返済に回した。男性は自分の保険を使ったため、保険等級が悪化したという。今後3年間の保険料が総額約12万円増えるが、自分で負担するしかない。